B-HOT VOICE STUDIO SINCE 2004

VOICE VOICE

VOL. 66       2016 11

 

 

秋から突然冬に突入したような天気ですね。 風邪引きさんが多いようです。 注意しましょう。 私は新しい CD 発売や YouTube 動画アップなど、珍しくアクティヴな今日この頃です。 元気に今年を締めくくりましょう。

 

VOICE

『 歌なんて大嫌い ! ・・・だった。 』冨田節子(せっちゃん)

 

歌なんぞは大嫌いで、仕事がらみのカラオケからも逃げ回っていた私が、 50 を過ぎてボーカルを習

っている !

しかも jazz である !

声も出ないし、よしこちゃん声 ( サリーちゃんの。しかも私は愛煙家と自称するほどのスモーカー )

だし・・・と、仕事がらみの付き合いでも「私は歌えないの ! 」と、マイクから逃げてきた。

 

ある日、旧来の友人が同じくカラオケ嫌いという話から、「仕事みたいに周りに気を使って嫌々拍手

したり、メンバーを配慮して被らないように選曲しなくてもいい、思い切り歌いたい曲だけを歌い

に行きたいね、腹の底から大声出して ! 」という話になり、それならと渋々お付き合いしたところか

ら人生が変わった。

 

最初の内は喉からの声なので、声も細く ( 当然上手い下手の次元ではない !) 自分の音楽センスの無さ

にげんなり。 ( ピアノはやってたのに ( !))

そのうちマイクにも慣れてきて (3 時間くらい経ってから ) 、歌ってみたかった曲にトライしてみる

と、意外に声が出る。

これならいいかもしれない・・・。

一緒に行った友人も、職場がらみとは違うカラオケに思う存分楽しみながら椎名林檎なぞを歌いま

くっている。しかも結構上手い !

それに・・・歌うってこんなにたのしかったっけー ?

いい気になった私は、恥ずかしげもなく好きだった洋楽にもチャレンジし、最初はカタカナ英語で

しか歌えず、それでも何度かトライしているとそれなりにそれっぽい発音になってくるから不思議。

当然横に居る友人からのアドバイスも入る。

Jazz を聞くのは昔から好きだが、歌うとなると洋楽なんざとんでもないと思っていた私が、「ジャ

ズやブルースはそれくらい枯れてる声の方が合うよ ! 」と言ってくれた友人の一言にまんまと乗せら

れて、今や腹の底からライザミネリまで歌うようになってしまった。 ( 昨年の同窓会では、 60 人を

前にご披露。あり得ない !)

その友人とのアスリートカラオケ (6 時間くらい歌いっぱなし !!) は数年続き、歌仲間も増え、そこ

で満足しておけばいいものを ( 素人なんですから !) 人間とは、いや私とは強欲なものである。自由な

カラオケにはまりにはまった後には「欲」が出てくるのである。しかも歌うたびに。そしてついに、

 

「あ゛〜〜 ! 上手くなりたーい !! この際習いに行くか !

 

Jazz を歌いこなせたら、毎日どんなに楽しいだろう !!

とまで思うほどにハマりにハマって現在に至る。

幸い年齢的にも jazz 好きな友人も多く、他にもバンドをやっている仕事仲間や友人達も増え、ラ

イヴは毎月の如くに入る。

「上手くなったら、せっちゃんにも歌わせろコーナー作ってね〜 ! 」などと言いながら良き励みに

なっている。

 

レッスンは容赦なく厳しい。でも、全身で歌う感覚は知らないながらも間違っていなかったようで、

馴染みやすい。

フレーズの強弱や英語の発音 ( 英語は得意な方だったハズなのに歌では通用しない ( !)) の難しさ、

メトロノームについて行けない !

ブレスはどこで入れるんだ ?

タダノ 4 ビートがなんでこんなに難しいのよ !

あー、フェイクのメロディーが降りてこない !

仕事でクタクタなのに宿題の山 !

だが、先生のレッスンは驚くほど丁寧である。本当に細かいところまで丁寧に教えてくださる。

さすがプロ !  本当のプロとはこうなのかもしれないなぁ。

こういうところにプロかアマかの違いが出てくるのかもしれない。と、学習しきりである。

 

でもね、

レッスンが終わった後の、この爽快感 ! フェイクが決まった後の達成感 !

厳しい程楽しめる宿題 !

私は実はド M だったのかしら ?  と、思えるほどに楽しい !!!( )

 

そして私の強欲は留まる事を知らず、いつかいつか、映画 the fabulous baker boys のミッシェル

ファイファー演ずるスージー・ダイアモンド ( 彼女もスモーカー !) の如く、グランドピアノの上を這

いつくばりながら、真っ赤なドレスで「 makin'whoopee 」を歌えるようになるのが、密かな夢にな

っている、今日この頃なのである。

 

◇ 今月のわたし ◇  

▼秋の月夜のお散歩、平さんに会えるかにゃ。  杉山敬子 『夜廻り猫』私もハマってる!

▼大好きな秋到来!   #石田真弓 あっと言う間に去ってしまいそうだ!

 

*みなさんの コメント待っています! よろしく!     

*暇な時には私のブログでも読んでくださーい!  http://miyakayo.seesaa.net/

*・・・ 美山こころの声

 

☆インフォメーション☆

 

新居恵美: 12/2 (金) 浅草『 ZINC (ジンク)』 Open 18:15 Start 19:00 2 sets MC\3,000 + オーダー (\600~)

Christmas Special Live

新居恵美  (vocal)  日ノ下慶二 (P)  イチタカタ (B)  中屋啓之 (Ds)

Tel:03-6680-2830 http://music.geosites.jp/zinc_asakusa/

 

12/18 (日 浅草『 ZINC (ジンク)』 Open 17:15 Start 18:00 2 sets MC\2,500 + オーダー (\600~)

Beautiful Standard and Christmas Songs LIVE 2016

新居恵美 いましろ由子 篠澤由利 他 (vo)  外谷東 (P) 長谷川康弘 (B) 金井塚秀洋 (Ds)

Tel:03-6680-2830 http://music.geosites.jp/zinc_asakusa/

 

♪ 美山ひと言アドバイス ♪

 

赤津あやさん     ゆったりうたうことはとても大切ですが速くうたうことも必要です。訓練しましょう。

 

岩田京子さん     4ビートの曲では2拍3連を使わないようにうたいましょう。前進力が失われるので。

 

大石めぐみさん    強弱が反対になりがちです。英語のリズムを大事にしましょう。低音域は凄まないで。

 

ちえさん          うたっている時に伴奏を聴かない、というのはとても難しいですが、意識しましょう。

 

中村亜海さん      4ビートでの4分音符の感じ方、うたい方がキーポイント。体を動かしてみましょう。

 

山崎千晴さん      下腹部に力が溜まってしまわないようにしましょう。背中を揺すり上げてみましょう。

 

NOZOMI さん      どんな音域でも、空気の通り道を上に上に抜けて行くことだけを意識していましょう。

 

SARA ☆さん      アタックをつけた後に続く母音をちゃんと出しましょう。結果的に粘りも出てきます。

 

sihosiho さん            符割りと緩急の付け方がポイントです。語尾の「s」の発音は慌てないのがコツです。    

 

野地恵子さん      子音の「 d 」「 p 」「 b 」の発音は , 下あごや唇に力が入り過ぎないように注意しましょう。

 

石田真弓さん      発声もリズムも体を使うことを忘れないように。うたうことと踊ることはコンビです。

 

新居恵美さん       高音を whisper voice で出すうたい方も練習してみましょう。うたに表情が出ますよ。

 

モカさん                 フレーズの出だしを強くうたう癖を直しましょう。子音に続く母音を長くしましょう。

 

松田芳枝さん      ピッチに要注意。フレーズの最後を目指して、上に繋げて行くようにうたいましょう。

 

Mackey さん           鼻の中の通路が狭くならないようにしましょう。奥の方へ広げる感じで出しましょう。

 

桜井紀子さん     声を水平に前に出すのではなく、意識して垂直に上へ昇らせるようにしてみましょう。

 

えみ子さん       不得手な発音になると焦ってしまいがちです。むしろゆっくり発音するといいですよ。

 

玉井美知子さん    下って行くフレーズは意識しないと日本調になってしまいます。慌てないことも必要。

 

菅原悦子さん     全部を強い地声でうたうのではなく、所どころで息の混じった声も使ってみましょう。

 

堀川眞紀さん     フランス語やスペイン語でうたうのはとてもいいと思います。混ぜて練習しましょう。

 

萩田早苗さん     色々な音の動きに慣れましょう。ゆっくりでいいですから何回でも練習してください。

 

丸田町かおりさん   「l」や「m」に続く「 O 」が詰まってしまわないように「 U 」を付けるといいですよ。

 

安井美和さん     下るフレーズにこぶしをつけると日本調になってしまいます。声は上に繋げましょう。

 

tomo さん              暫くは調子をキープするだけでもいいと思います。時機が来たらブーストしましょう。

 

谷口歩さん             色々なタイプの曲を練習してきましたが、ブルージーな曲がまだでした。次やります。

 

本間望さん       とにかく英語のリズム、英語の流れを大事にしましょう。フレージングは英語優先で。

 

横洲かおるさん       一つのフレーズは一続きで感じましょう。途中に休みや停滞がないようにしましょう。

 

瑞季さん        フレーズの途中でクレシェンドをつけないようにしましょう。奥の方を広げましょう。

 

浦野友彦さん     曲調によっては深いトーンが欲しいですね。胸に響かせるようにうたってみましょう。

 

杉山敬子さん     スキャットの8分音符のフレーズでは、高くなる音をすこし長目に出すといいですよ。

 

June さん              実践的な発声練習としては、色々な子音で色々な音の動きを取り入れるといいですよ。

 

YOU さん              ライブのチャンスがあったら迷わずに乗って下さい。集中した練習で力がつきますよ。

 

ざくみさん              その曲の何を伝えたいのかが大事です。「正しくうたう」という考えはやめましょう。

 

チャムさん       自分の声を内側で聴くようにうたうと蓋をしてしまいます。 通り道を上りましょう。

 

Yuri さん        2小節とか4小節単位で捉えてみましょう。 その途中で休んだり停滞しないように。

 

KANON さん           4ビート曲では、2拍3連は極力使わないようにしましょう。 止まってしまいます。

 

ヨシコさん              ジャズに特有のリズムを勉強することで , ポピュラー曲のうたい方も変わってきます。

 

lili さん                  4ビートのノリにも大分慣れてきましたが、 更にレベルアップしていきたいですね。

 

sari さん          しゃくる癖は意識して練習すれば直ります。子音に続く母音を長目に発声しましょう。

 

miztama さん     スキャットは8分音符のうたい方がポイントです。跳ねない、走らないがベースです。

 

冨田節子さん     一つのフレーズをうたう間は声を次々上にあげて出しましょう。ノリもよくなります。

 

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