VOICE VOICE

VOL. 48 2013 11 月 号

 

いきなり冬になった感じがしますね。体調管理が大変ですよね。さて年内最後の新聞発行です。寒

い季節もみなさんの情熱でスタジオはホッカホカ。楽しくうたって、一年を締めくくってください。

 

VOICE

 

『気だるく Cool Jazz を歌いたくて』      杉山敬子

 

自分の声なのに、なかなか思い通りにいかない。ほんとに歌ってヤツは・・・。何も考えなければ

ラク〜に歌える(ような気がする)のに、いろいろ画策し始めると、途端に頭と声帯のコンビネー

ションがうまくいかなくなる。アタマが声についていかない・・・いや、逆か。いや、どっちもだ

・・・。

 

レッスンでは、そんなことの繰り返しだ。できないけど、自分の向かうべきところが見えているか

ら、がんばれる。練習すればいつかそこに届くって思えるから、楽しい。

 

スタンダードを見よう見まねで覚えて、かっこつけて歌ってはいたけど、何か違う、と感じるよう

になった。歌っていてわくわくしない。自分の歌が退屈で、歌いながら眠くなるくらいだ。気だる

いのと退屈なのは似ているようで大違いだ。そして録音したものを聞き返して愕然とした。ダサい。

せいいっぱいカッコつけていたつもりなのに、このダサさは何なんだろう?そう思ったら、英語の

発音も喋りも、エンディングの迷いで音程が不安定になるのも、すべてが気になって、いてもたっ

てもいられなくなった。これは何とかしなければ・・・!

 

私が美山先生の門戸を叩いたのは、そんな時だった。切羽つまっていたので見学もせず、レッスン

予約をして訪ねていった私を見て先生はいった。

「歌はねー、それぞれ個性やスタイルがあるから、別に人に習わなくたって好きなように歌えばい

いってこともあるのよ?」

これを聞いて、私はこの先生は自分のやり方を押し付けない、と思い心の中で花まるをつけた。そ

して個性というよりだせーのが大問題だった私は「どうしても教えてもらいたいんです!」と無理

やりその日から生徒にしてもらった。

 

 

美山先生は押し付けないけど、キビシかった。最初の半年くらいはほんとにつらくて、毎回レッス

ンに向かう足取りが重かった。言われていることはわかるのに、カラダに伝わらないもどかしさ。

上あごものども自分の筋肉なのに、なぜ思い通りに動かないんだろう?

 

けれど、あるとき声を出すのが前よりラクになっていることに気づき、 CD を聴いたとき、前は聞こ

えなかった音が聞こえるようになっていることに気づいた。こういうのを成長っていうんだろうな

ぁ(しみじみ)。やっていれば変わる、ということが実感できるとレッスンも楽しくなってくる。

はたして自分の歌がどの程度変わったのかわからないが、どういう風に歌うのがカッコいいか、と

いうのはイメージできるようになってきたと思う。

 

とにかくカッコよく Cool に歌えるようになりたくてやってきた。時間がたつと、その時々で Cool

も変わってくる。いろいろなシンガーにも影響された。ダイアナ・クラール然り、カーメン・マ

クレエ然り・・・。そして今はもちろん<アホンダラ大久保楽派>でしょ!これを Cool といわずし

て何という?

 

◇ 今月のわたし ◇  

♡初めてのジャズライブにチャレンジするぞ! YOU   ワクワク、ドキドキ!

♡涼しくなって芸術の秋到来! 石田真弓   食欲の秋も到来!

♡ようやく、寒くなったので温かいラーメンがより美味しく思います。 彩花  温かいうどんも!

 

*みなさんのコメント待っています! よろしく!

*暇な時には私のブログでも読んでくださーい!  http://miyakayo.seesaa.net/

*・・・ 美山こころの声

 

♮インフォメーション♮

 

新居恵美: 11/30 (土) 浅草『ジンク』 19:00 〜  2 ステージ   MC 2,500

tel 03-6680-2830

(VO) 菅原悦子、桜井紀子、浦野友彦  (P) 日ノ下慶二  (B) 三浦剛司

http://music.geosites.jp/zinc asakusa/

 

12/15 (日) 浅草『ジンク』 18:00 〜  2 ステージ  MC 3,000

tel 03-6680-2830

(VO) 新居恵美  (P) 尾崎琢也  (B) 古西ただあき

http://music.geosites.jp/zinc asakusa/

 

12/21 (土) 代々木『ナル』 19:15 〜  3 ステージ MC 2,625

tel 03-3370-8154

(VO) 新居恵美、佐藤加奈、川崎真由美  (P) 廣田ゆり  (G) 佐瀬正

http://www.yoyogi-naru.com

 

♪ 美山ひと言アドバイス ♪

 

赤津あやさん     テンポが速くて歌詞の立て込んでいる曲で、英語のリズム感と発音とを鍛えましょう。

 

岩田京子さん     フレーズの途中にある高音を意識せず、フレーズの最終音を目指してうたいましょう。

 

大石めぐみさん    このチャンスにもうワンランク上の歌唱を目指してください。厳しく練習しましょう。

 

ちえさん         練習ごとに磨きがかかっていますね。リハーサルはきめ細かく詰めてやってください。

 

中村亜海さん     これは自分の成長にとっての素晴しいチャンスです。最後まで集中していきましょう。

 

山崎千晴さん     4 ビートの曲も諦めずに取り組んでください。 自分にぴったりくる曲があるはずです。

 

南ひろみさん     バラードは焦らずにたっぷりした間でうたいましょう。新しい魅力を発揮しましょう。

 

濱のぞみさん     体にも顔面にもまだ使える部分があります。動かして確認しながら練習してください。

 

SARA ☆さん     ロングトーンの発声を研究しましょう。時にはビブラートを上手に使うのも必要です。

 

sihosiho さん      レッスンだけではもったいないです。もうちょっと人前でうたう機会を持ちましょう。

 

野地恵子さん     子音の後に続く母音をもう少し響かせましょう。うたがたっぷりした印象になります。

 

石田真弓さん     フレーズの最初に声を出し過ぎないようにしましょう。最後まで空気を上げましょう。

 

新居恵美さん      特にバラード曲をうたう時にはバーを取っ払って、歌詞を語るつもりになりましょう。

 

松田芳枝さん     バラードはタイミングひとつで印象がまったく違ってきます。ゆったり構えましょう。

 

Mackey さん      うたう時の両足の構えに注意しましょう。あと一息足りないということがないように。

 

桜井紀子さん     低域のミ付近と高域のド付近のピッチに注意しましょう。フレーズの最後の場合特に。

 

えみ子さん       スキャットは力まないでやりましょう。ナチュラルなままの方が案外うまくいきます。

 

容子さん         フレーズの途中でビブラートをかけないように。最後の音におつりをつけないように。

 

玉井美知子さん    ハードルは高くなっています。うたうことだけで満足せずに表現の方も磨きましょう。

 

菅原悦子さん      高音をファルセットで出すようにすると、うたに柔らか味や優しい感じが生まれます。

 

堀川眞紀さん      以前うたった曲を復習してみるのもいいですよね。じっくり練り直していきましょう。

 

萩田早苗さん     発声練習の時の声はとてもいいので、そのイメージを保ったまま曲もうたいましょう。

 

モカさん          大きな声ではなくうたうようにしていると、全体的に力みのないうたになってきます。

 

SACHIKO さん         慎重になり過ぎです。一曲を今の何十倍回もうたってみましょう。 慣れが必要ですよ。

 

丸田町かおりさん   一曲の間じゅう口角を上げてうたいましょう。明るくなるだけでリズム感が変ります。

 

三浦志保さん       ジャズスタンダード曲の多くはミュージカル曲なので、混乱しないでやって下さいね。

 

安井美和さん      拍にジャストオンで入るのではなく、少し前から入ってのるやり方にも慣れましょう。

 

局田奈都子さん    次の音にポーンと跳ねあがるように移ってみましょう。平板な感じがなくなりますよ。

 

tomo さん        雰囲気が出てきました。今の情熱を忘れないようにして、じっくりうたってください。

 

丑山孝枝さん          普段から姿勢に気を付けましょう。姿勢をよくすると直に発声がスムーズになります。

 

本間望さん       発音の最後に [n] が入らないように気を付けましょう。 上唇が被らないように要注意。

 

瑞季さん         笑った顔にならないでうたいましょう。特にフレーズの最後では絶対笑わないように。

 

横洲かおるさん    全部の音符を同じようにうたわないことが必要です。フレーズにメリハリが必要です。

 

宮坂義人さん     歯ごたえのある曲に挑戦していきましょう。 1 曲終わる毎にステップアップしますよ。

 

浦野友彦さん     目的があるとモチベーションが上がりますね。この調子で積極的に取り組んで下さい。

 

咲井裕子さん     フレーズの最後に鼻を閉めるクセを直しましょう。中声域の音程に気を付けましょう。

 

杉山敬子さん     歌詞の立て込んだ曲を練習しながら、英語のスムーズな発音を舌に覚えさせましょう。

 

小野曜子さん     曲の初めからエキサイトすると結局平板になります。全体を見通してうたいましょう。

 

シジミさん        長い間に身に付いてしまった癖を取るのは大変ですが、強く意識して練習して下さい。

 

谷口歩さん       このまま、素直なうたい方を貫いてください。耳の良さにも自信を持っていいですよ。

 

平田敬子さん     小さい器の中に収まってしまわないようにうたいましょう。姿勢にも注意しましょう。

 

小田幸子さん     情感豊かな声を持っているので、特質を活かした曲をたくさん練習していきましょう。

 

今木優子さん     ハードルは高いですが、今の課題をクリアすれば色々なタイプの曲に対応できますよ。

 

June さん               背中の使い方を確認しましょう。二重母音、特に [ai] [ei] をしっかり練習しましょう。

 

Aya さん                英語力を活かして歌詞を最優先に練習していきましょう。 曲目を考えておいて下さい。

 

彩花さん         うたに対するイメージが出来て来ているので、いろいろな曲を練習していきましょう。       

 

YOU さん        初ライブお疲れ様でした。実践で知ることがたくさんあります。また挑戦して下さい。

 

ざくみさん              「うたう」ということに対する考え方がようやく変わってきました。ここからですよ。

 

竹島千絵さん     抜けのいい声で、ワクを取っ払ってうたいましょう。練習時間がとれるといいですね。

 

Tomo 1984 さん       短い期間でしたけれども、レッスンで覚えたことを忘れないように練習してください。

 

チャムさん       骨盤が緩まないように注意しましょう。 空気をどんどんつないで行くことが大切です。

 

Yuri さん        真面目に練習している成果が出ています。自分らしいうたい方が見つかると思います。

 

yako さん              まっさらな状態になるのは大変ですが、そこから始めることが結局は早道になります。

 

iyochan さん          当分は曲を仕上げるのではなく基本を身につける期間になります。焦りは禁物ですよ。

 

mayumi さん      Welcome! 譜面に書いてあるタイミング通りではなくうたうことにまず慣れましょう。

 

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