VOICE VOICE

VOL. 47 2013 9 月 号

 

なんだかんだ言いながらも、朝晩には秋の気配が感じられるようになってきました。こういう時期

はノドや鼻から風邪を引きやすいので、みなさん気を付けましょうね。もう少しで夏もおわりです。

 

VOICE

 

『時々ジャズをやっていた過去から、割とジャズをやっている現在まで』浦野友彦

 

 私は今年で 45 歳ですが、思い起こすと 31 年前の 1982 年、中学 2 年生の頃からバンド活動を開始しました。その頃、 1960 年代のジミ・ヘンドリクスのギター演奏をテレビ番組 ( =ベストヒット USA 、知っているヒトにとっては懐かしい番組 ) で見て衝撃を受けて、バンド活動をはじめたのですが、ギターはみんなやりたがったので、ベースを弾くことになりました。中高一貫の 6 年制の学校だったので高校受験の苦労を知らずに毎日ベースを弾いてました。中学時代はローリングストーンズを中心とした、ロックをやっていましたが、高校になるともう少し大人っぽい音楽を演奏したくなりました。私の中学高校の同級生には山田穣 (= ヤマジョー ) という、今でも知っているヒトは知っているアルトサックス奏者がいました。ヤマジョーは高校時代からすでにジャズのライブハウスで活動していたのですが、彼に無理に頼んで、ウエザーリポートとかネイティブサンとか、さらにはカシオペアといった、ヤマジョーが絶対に演奏しないフュージョンを演奏させて、私は気持ちよくベースを弾かせてもらいました。今も、ヤマジョーのライブを見に行って、昔の思い出話をしますが、彼曰く、カシオペアの曲で僕がサックス吹くと、スクエアにしか聞こえないんだよなあと言っていました。

 その後、大学へ進学し、ジャズを勉強したくなりました。早稲田大学のスイング&ジャズというサークルに私の中高時代のバンド仲間が入ったと聞いて、私も他大学ながら混ぜてもらいました。そのサークルのレベルの高さは凄くて、音楽大学でもないのにみんながすごい演奏をしていてベースの私は自信喪失しました。そして、私の学部の実習 (= 人体解剖 ) が忙しくなったこともあり、一年で辞めてしまいました。しかし、よくよく考えると、その時のサークルの部長がクラリネットの谷口英治さん、一学年上が、ベースの佐藤ハチさん、同期がサックスの太田剣と、今の日本のジャズ界においても有名なプレイヤーばかりがいました。美山先生も早稲田大学出身というお話を聞いて、早稲田大学って、音楽大学?と、思ったりもしますが、当時の彼らの音楽に対する真摯な姿勢を垣間見たことは、今となっては良い思い出です。そういえば、この当時、ウッドベースを川端民生さん ( 故人 ) に習っていました。川端さんは、レッスンの時、二日酔いで横になって寝ながら教えていたこともありますが、私がイマイチなフレーズを弾くと、ムックと起き上がり、間違いを正して下さいました。今でも川端さんが参加している CD を聞くと、あの当時のひょうひょうと音楽を楽しんでいる川端さんの笑顔が思い出されます。

 人体解剖の実習が終わり、自由な時間が出来たので、 1990 年に自分の大学でバンドを結成しました。このバンドでは自作のオリジナル曲をメインに活動しました。この時から、私はボーカルに専念するようになりました。その頃、某ライブハウスのマスターの奥さんに我々のバンドが気に入られて、そのライブハウスに巡業で出演するセミプロバンドの前座で月一回くらい出演させていただきました。我々のバンドは 7 人編成でしたが、その人数を上回る観客数を動員したことは無かったです ( ) 。しかし意外なことに、この 1990 年に結成したバンドは現在でも、ずーっと続けています。観客動員数も、メンバーの人数を上回るようになりました。

 今から 4 年くらい前、いつものバンド練習の時に、誰もギターが集まらない日があり、急遽、私がエレキギターを大人買いし、伴奏を手伝いました。それ以降、楽しくなって、私もステージでギターも弾いたりするようになりました。その頃、私はウエス・モンゴメリーのギターに感動を覚え、私もウエスの真似をしてフルアコースティックのギターでピックを使わずにフィンガーピッキングで演奏をしていたのですが、演奏技術が追いつかず、三分間にワンフレーズくらいしか弾いていませんでした。

 そこで、私もジャズギターを学びたいと思い、ジャズのレッスン先をネットで検索していました。そうして探していく中で、私の住所にほど近い大久保に美山先生がレッスンしていることがわかり、ジャズギターを習うつもりが、ジャズボーカルのレッスンを受けることとなったのが、今から 3 年前の 2010 年の 11 月であります。なぜ美山先生に習いたいと思ったかというと、先生の CD Circle Step をアマゾンで購入して、ただならぬ表現力に度肝を抜かれ、どんな先生なのか会ってみたくなったからです。翌年 2011 年、浅草の ZINC セッションで、門下生の恵美さん、悦子さん、紀子さんと知り合い、さらには 2013 年、美山先生の新年会で濱さん、亜海さんと友達が増えました。それと共に、宴会の回数も増え、酒の量も増えており、酔っ払って歌えなくなることも多々あります。

 この 31 年間、あまりジャズに接していないようで、実際は、いろいろなジャズミュージシャンに接して、私の心の中でジャズに対する思い入れが生まれたのかもしれません。ここ 3 年は美山先生のレッスンを通じて、ジャズを多くやるようになりましたが、たぶん美山先生に弟子入りしなければ、こんなにジャズを楽しめなかったと思います。一つ一つの巡り会いの中から、楽しい日々が舞い込んできて良かったなあ、と、書いていたらもはや字数を大幅にオーバーしたので、後は、飲み会かライブハウスでお話できたらと思います。

 

 

今月のわたし  

♡ 蝉の声に負けずうたうぞー! 石田真弓       ミーンミーンツクツク。

♡ 横浜国際インプロ音楽祭、とても楽しみ YOU 10/2 聴きに来てくださーい!

♡ 暑くて麺類ばっか食べてます。  彩花       ツールツル。

 

*みなさん、 コメント送ってくださーい! よろしく!

*暇な時には私のブログでも読んでくださーい!  http://miyakayo.seesaa.net/

*・・・ 美山こころの声

 

 

♮インフォメーション♮

 

平田敬子: 10/6 (日) 川越『ルノアール』  18:00

1 ドリンク・サンド・デザートつき¥ 3,000 前売り¥ 2,500

山口友生 (g) 後藤正治 (g) 平田敬子 (vo)

 

10/26 (土 ) 川越『東武ホテル 』 18:30 ?  軽食、飲み放題 \3,500

後藤正治 (g) 峰岸慶典 (g) 大戸幹夫 (b) ゲストボーカル平田敬子

 

本間望:    9/27 (金)  吉祥寺『 MEG 』  7:30pm start 2 sets

MC\2,000  (ミニマム飲食 \1,260

本間望 (vo) 鷲尾広太 (g) 柳原達夫 (b) 牛尾雅樹 (ds)

 

 

 美山ひと言アドバイス

 

赤津あやさん     頭でっかち尻つぼみにならないよう、フレーズの最後まで集中力をキープしましょう。

 

岩田京子さん     特にアップテンポの曲をやる場合、途中で息切れしないように持久力をつけましょう。

 

大石めぐみさん    フレーズの途中で停滞したり、最後がこもったりしないように、軽くうたいましょう。

 

ちえさん          本番でうたう全曲を、最初から最後まで通してうたう練習を何回もしておきましょう。

 

中村亜海さん     スキャットは付点をつけないようにしましょう。これからは緻密さが必要になります。

 

山崎千晴さん     口をとんがらせてうたわないようにしましょう。トーンが暗く重くなってしまいます。

 

南ひろみさん      レパートリーの復習が一段落したので、今までと違うタイプの曲にトライしましょう。

 

濱のぞみさん     ブレスがうまくいけばラッシュしなくなります。スタカートの練習しておきましょう。

 

SARA ☆さん      口の開け方に注意しましょう。スキャットははずしてもいいから大胆にやりましょう。

 

sihosiho さん       何度もうたって曲と歌詞に慣れてください。もっと堂々とうたえるようになりますよ。

 

野地恵子さん      一度ジャムセッションに出かけてみましょう。体験するとうたう楽しさが増しますよ。

 

新居恵美さん       バラード曲の間の取り方をマスターしましょう。トーチソングを練習してみましょう。

 

松田芳枝さん      4 ビートを跳ねずにうたいましょう。古いレパートリーを練習し直してもいいですね。

 

Mackey さん       母音を少し長目に出すようにしましょう。使っていない体の左半身を動かしましょう。

 

遠藤淑子さん      余裕ができたら、今までうたった曲を復習してくださいね。発声法を忘れないように。

 

桜井紀子さん      スタッカートをゆっくり発声練習して、口や鼻の中の使う場所を確認してみましょう。

 

えみ子さん        英語のリズムをなめらかにしましょう。確実にできるまで何度でも練習してください。

 

容子さん         頭でっかち尻つぼみにならないようにうたいましょう。蓋をしないでうたいましょう。

 

玉井美知子さん    小粋な曲をうたう時には、フレーズの最後を伸ばさず、パッと切るようにしましょう。

 

菅原悦子さん      フタを閉めると力んだうたになります。大きい所と小さい所の差を激しくしましょう。

 

堀川眞紀さん      時々しゃくってうたう癖が出てきます。ノリが悪くなる原因なので、注意しましょう。

 

萩田早苗さん     音の動きを声にするのは、運動と同じです。まずは音の動きに慣れることが必要です。

 

モカさん          大きな声でうたわないようにしてみましょう。しゃくってうたう癖をなくしましょう。

 

SACHIKO さん        フレーズの最後を閉じるようにする癖を取りましょう。空気がつながらなくなります。

 

丸田町かおりさん   1曲の中に強くうたう所と弱くうたう所を作りましょう。律儀に聴こえなくなります。

 

三浦志保さん      ジャズの醍醐味でもある、譜面には書けないようなリズムの感じ、を体得しましょう。

 

安井美和さん     英語の抑揚がポイントです。今の何倍も大げさに発音すると平板さから脱出できます。

 

局田奈都子さん    ジャズの方法に拘りすぎて、自分の個性を薄めないよう、常に視野を広げてください。

 

tomo さん        ハードルは高くなっていきますが、クリアーできているので弛まず練習してください。

 

丑山孝枝さん          練習できていなくても、レッスンに来てうたってください。それだけでも違いますよ。  

 

本間望さん       かなり鼻の中を空気が抜けて行くようになりました。 [t] の発音には注意しましょう。

 

瑞季さん         体中のすべての筋肉をほぐしましょう。まずはナチュラルなうたを目指してください。

 

横洲かおるさん    口角や口の中の粘膜を素早く動かせるようにしましょう。話し声から注意しましょう。

 

宮坂義人さん     顔や体の前面ではなく、後ろを使いましょう。口の中はもっと奥の方を広げましょう。

 

浦野友彦さん     大きな声も小さな声も、発声の基本は同じです。空気をつなげながらうたいましょう。

 

咲井裕子さん     低い音域の響かせ方をマスターしてください。リズムにはあわてないでのりましょう。

 

田中恵美さん     英語は思い切り高い場所で発声することがポイントです。大げさにやってみましょう。

 

杉山敬子さん      [n] 行の発声に注意しましょう。英語が平坦な印象でなくなるきっかけになりますよ。

 

小野曜子さん     バラード曲をうたう時は空白を意識しましょう。余裕を感じさせるうたになりますよ。

 

シジミさん        大きい声でうたわないようにしてみましょう。力まず軽く、を基本に練習しましょう。

 

谷口歩さん       ジャムセッションに行くようにするといいですよ。練習の成果を確かめてみましょう。

 

平田敬子さん     うたっている時の姿勢にもっと注意しましょう。発声もリズム感も変わってきますよ。

 

小田幸子さん     発声が安定してきました。ビブラートがいいので、バラード曲をうたう時に使えます。

 

今木優子さん     大人っぽい表現が課題です。直線的なうたい方以外のうたい方を研究してみましょう。

 

June さん              今まで使ったことのない鼻の奥の方を開拓しましょう。ファルセットも使いましょう。

 

Aya さん                あともう少し鼻の中の上の方まで抜けて行くといいです。柔らかい表現になりますよ。

 

彩花さん         レッスンで仕上がった曲も自分で何度でもうたってください。慣れることが大事です。       

 

米倉曜子さん      お休みの間も、レッスンの録音を聴いて、うたの感覚を忘れないようにしてください。

 

伊東真さん       速い曲も、初めはリズムや歌詞が確実になるまで遅いテンポで練習していきましょう。

 

YOU さん        うたう時の姿勢に注意しましょう。前傾で俯いてうたわないように気を付けましょう。

 

ざくみさん              大きい声でうたわないようにしてみましょう。その曲に合った表現を見つけましょう。

 

竹島千絵さん     発声のポイントをずっと高い所に置きましょう。抜けて、軽く明るい声になりますよ。

 

Tomo 1984 さん      発声で大事なのは姿勢です。そして鼻の中を空気が抜けて行くことを忘れないように。

 

チャムさん       Welcome! 発声の基本から練習していきましょう。生活の中で姿勢に注意しましょう。

 

Yuri さん        Welcome! うたう時の姿勢に注意しましょう。簡単な曲で基本を覚えていきましょう。

 

yako さん              Welcome! 明るい、軽い発声を目指しましょう。焦らず、着実にやっていきましょう。

 

iyochan さん          Welcome! 簡単な曲で、ジャズのノリ方や英語の発音の基本を練習していきましょう。

 

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